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『だれかのことを強く思ってみたかった』
『だれかのことを強く思ってみたかった』 角田光代・佐内正史  実業之日本社


作家角田氏と、写真家佐内氏が、ただ東京の街を歩き見て切り取った風景

角田氏の作品はまるで短編映画の更にその一部分を
佐内氏の写真はなにげなく気づかずに通り過ぎる街の断面を

ただなんとなくうすぼんやりとした日々




世の中にはたくさんの本があふれていて
読んだ本すべてに感動やら衝撃やらをうけるわけではなくて
さらりと読み終わる本も数え切れなくて。

今回はそんなだった本かなと思いつつ文字を追い写真を眺めていたのだけれど

最後の章に強く惹かれる一文が

貸し出し期限が過ぎてしまったので、読みかけでも返却しちゃっていいかなぁなんてよぎったけれど、延長手続きをしてよかった。











最後の章『見なかった記憶』より






何かを見たという記憶より、見なかった記憶のほうが、色濃く心にのこっている、ということがある。

中略

見たものより見なかったもの。会えた人より会えなかった人。口に出せたことより出せなかったこと。食べたものより、食べることのかなわなかったもの。関係をもった人よりもたなかった人。いった場所よりいくのを断念した場所。手に入れたものより、どうしても手に入らなかったもの。それらは空白としてではなく、ある確固とした記憶として私のなかにある。

中略

自分と言う存在が何で形成されているのか見極めてみると、大半は経験ではなく、そのような経験しなかったことで成り立っていたりする。私自身がいったい何を所有しているのかといえば、見たものではなくて見なかったものであったりする。

中略

すべて、私の、私だけのものとして、失うということが永遠にない。






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[2012/11/15 20:19] | book | トラックバック(0) | コメント(0) |
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