kaoru's cafe
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[--/--/-- --:--] | スポンサー広告 |
『倒立する塔の殺人』 皆川博子

『倒立する塔の殺人』  皆川博子 / 理論社


昭和の大戦の時代、ミッション系の女学院と公立の女学校の生徒達に書き継がれた物語。
書き手が変わり、読み手が変わり、現実と虚構とが入れ替わり立ち変わり、退廃的であったり倒錯的であったり、ときには百合的要素が絡みあいながら翻弄されながら奔流に飲まれるようにいっきに吸い込まれていくようだった。

ムンクやエゴン・シーレ、レンブラントといった芸術家達の作品や名前がちりばめられ、ドストエフスキーのカラマーゾフや白痴といった作品の引用が多用され、その幻惑的な物語に酔いながら、一人の少女の死の謎に近づいてゆく。

幻想的な物語

皆川博子さんの作品はほとんど読んだことがないけれど、イメージどおり「甘美な毒を含む」(←作者紹介より引用)皆川ワールドでした。


表紙の少女達の絵が作品の世界にぴたりと重なり、挿絵やイラストもよい雰囲気を醸しておりました。



ところで、この作品、児童文学の書架に並んでました。
児童文学というには早熟な内容。
と、大人が決め付けるのはナンセンスなんだろうけど。
でもちゃんと「ミステリーYA!」のシリーズってなってるし、図書館にも一応YA(ヤングアダルト)のコーナーらしきのがとあるんだからそっちに並べればいいのに。
この本に出会うべく世代の少女達がこの本に出会わずに行過ぎてしまうのはなんとも惜しい。
怪傑ゾロリやズッコケ探偵団と同列に並べるには、この作品は異端。




スポンサーサイト
[2012/02/05 01:03] | book | トラックバック(0) | コメント(0) |
<<拍手コメントのお返事☆ | ホーム | 近況と拍手コメントのお返事☆>>
コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
http://nonho.blog93.fc2.com/tb.php/516-5d3c4cf0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
プロフィール

薫

Author:薫
とりとめのない日常をぽつぽつと。

山田涼介くんと、彼が所属する「Hey!Say!JUMP」「NYC」をこっそり応援。

Twitter:@wakohrm

最新記事

kaoru@s bookshelf

訪問者数

ランダム妖怪辞典

くったりうさぎ きょうのひとこと

カテゴリ

月別アーカイブ

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

検索フォーム

最新トラックバック

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。